「宝石のような◯◯」の元ネタと意味は?【ネットスラング】

宝石のような◯◯ 未分類

「宝石のような◯◯」の意味は?

宝石のような◯◯」は、なんJ(なんでも実況J)から生まれたネットスラング。

調子が良いときや素晴らしいパフォーマンスを見せた人物や物事を称賛する際に使われる表現で、おもに野球の話題で使われる。

ただし、その前後の文脈や状況によってはやや皮肉めいたニュアンスも含まれることがある。


もともとの意味では、極端な賞賛と酷評を繰り返す中で使われる。

昨日は散々な結果だったのに、今日は突然「宝石のような」と持ち上げられる。そしてまた翌週には辛辣な評価に戻る……こうした振り幅の大きい評価の中で使われることで、独特のユーモアと皮肉が生まれている。

「宝石のような◯◯」の元ネタはこれ

「宝石のような◯◯」の元ネタは、2017年にニューヨーク・ヤンキースでプレーしていた田中将大投手に対する、地元タブロイド紙ニューヨーク・ポストの評価に由来している。

具体的には、田中投手の十七戦目(7回:1失点○)の試合後、同紙が「宝石のようなマサヒロが帰ってきた」という見出しを付けたことがきっかけとされている。


このニューヨーク・ポストは手のひら返しで有名で、結果が出ると大絶賛するが出ないと辛辣な評価を下すことで知られる。

2017年シーズンの田中投手への評価はまさにその典型で、開幕戦では「田中、ヤンキースを破滅させる」と酷評されたかと思えば、五戦目では「最強右腕の復活、エースの帰還」と絶賛。

九戦目には「井川が登板した」と皮肉たっぷりに批判され、二十一戦目には「惑星最高の投手」と最大級の賛辞が贈られる。そして二十九戦目には「謎の存在」と評され、三十戦目には「光り輝く」と再び絶賛される。


この極端すぎる評価の変遷をなんJ民が面白がり、コピペとして広まったことで、その中の「宝石のようなマサヒロが帰ってきた」というフレーズが特に印象的な表現として定着した。

好調なときは最大限に持ち上げながらも、「またすぐに崩れるだろう」という前提が暗に含まれているような、この独特の評価の仕方がネットユーザーの心をつかんだ。

「宝石のような◯◯」の使用例

「宝石のような◯◯」は主に野球関連のSNSや掲示板で使われており、アップダウンの激しい選手に対する皮肉を込めた使い方もあれば、単に大活躍した選手に対する賛辞としても使われることがある。

ただ、特にスラングとしてではなく普通に表現として「宝石のような」と使う場合もあり、野球ネタ以外だと判別が難しい面も。

「もうどこにも行くな」と組み合わせられている場合は、ほぼ間違いなく”スラング”としての使い方。

「宝石のような◯◯」を使う上での注意点

「宝石のような◯◯」は野球(NPB、MLB含む)関連の一部で使われるネットスラングだが、もともと日本語の表現としても特に違和感がないため、他のスラングに比べるとリスクは少なめ。

元ネタをまったく知らない人であっても『なんとなく褒めてるんだろうな』というニュアンスは伝わりやすいし、基本的には褒め言葉なのでカドが立つこともまずない。


ただ、知らない人が突然この言葉を聞くと「??なぜそんな詩的な表現を突然??」と変わった人扱いされる可能性はあるので、SNSや気心知れた相手のみにしておくのが無難かもしれない。

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